今回は 【 こどものかみ合わせのチェックポイント 】 についてお話ししようと思います。
問題のあるかみ合わせのことを「不正咬合」といいます。
不正咬合を見分ける最初のポイントは集団で受ける3歳児健診などです。
この時に受け口や交叉咬合などが指摘された方もいると思います。
乳歯列期(こどもの歯の期間)に歯は歯の間に隙間がたくさんあると「すきっ歯では?」と心配する保護者の方がよくいらっしゃいます。
しかし、乳歯に比べ永久歯(大人の歯)の前歯は幅が大きいため、乳歯列期から歯がすき間なく並んでいると
永久歯に生えかわった段階できれいに並ぶスペースが足りず、デコボコのある歯並びになってしまいます。
つまり、乳歯のうちはすき間があったほうがよいのです。
そのほかご家庭で見るポイントは以下の通りです。
● 乳歯がすき間なく並んでいる。
● 乳歯の歯並びがデコボコしている。
● 乳歯の前歯がいつまでも抜けずに残っている。
● 上の2本の前歯(永久歯)の間に5mm以上のすき間がある。
● 指しゃぶりや舌を出す癖がある。
● いつも口が開いている。
● 前歯の咬み合わせが上下で反対になっている。
● 臼歯をかみ合わせたとき、左右にずれている。
あてはまる項目が多いほど、将来の歯並びには注意が必要です。
ご心配がありましたらお気軽にご相談ください。
当院では日本矯正歯科学会 認定医が矯正治療を担当しております。
予約制となっておりますのでご予約をお願い致します。
2020年11月11日 16:23